平成24年4月17日
東日本大震災震災以降、福島に共感し心からの支援を寄せてくれた世界中の人々に感謝します。
大地震、大津波、原子力災害は、多くの尊い命と穏やかだった私たちの暮らしを、非情にも奪い去りました。
深い悲しみや悔しさを抱え、住み慣れた土地を難民のように追われ、放射線の不安とも闘いながら元の暮らしを取り戻そうと汗を流し、家族離ればなれの生活をそれぞれが必死に毎日を生き抜いてきました。
しかし、残念ながら復興の道のりが長く遠いものであることが社会的にも共有されつつあります。
今こそ、私たちは、このような多重災害が、なぜ起きてしまったのか、しっかりと考えなければなりません。
今回の災害は、私たちに自然の脅威に対し科学技術を過大に評価していなかったか、我々の価値観を深く省みることを求めています。
福島はこれから如何に生きるか、福島の価値観が問われています。
そして、出会いの大切さを広げつなげてまいります。皆様、人生は出会いに尽きます。
何故なら人生の扉は他人が開くからです。世界の皆様に感謝し、誓います。
私たちは集中し、必ず、美しいふるさと福島を取り戻します。
私たちは必ず、活力と笑顔あふれる福島を築いていきます。
もし復興を成し遂げたなら、新たな福島の心は世界への感謝で満ちることになるでしょう。
今日からまた始まります。ありがとうございました。